玄関にお気に入りの絵を一枚、たてかけてみた。
365日、ハレの日もあれば、ケの日もある。嬉しい日もあれば、悲しい日もある。
どんな日も、目に映る絵は、わたしを「おかえり」と出迎えてくれた。
まるで、暮らしの中にそっと花が添えられたようだった。
絵を飾るって、なんか、いいな。
シーン別、絵の飾り方
Entrance Room
「いってらっしゃい」「いってきます」「ただいま」「おかえりなさい」大切な言葉を交わす場所に、お気に入りの絵を一枚たてかけてみた。今日も「おつかれさん」と、絵は豊かな表情で家族をむかえてくれる。
玄関に絵を飾ると、どんどん愛着が湧いてきます。嬉しい日には「よかったね!」、悲しい日には「大丈夫?」と、心の中で自然と絵と会話をしているからでしょうか。1ヶ月もたたないうちに、玄関になくてはならない存在となります。だからこそ、はじめて手にする絵は、わたしの好きな色をセレクトするのはいかがでしょうか。
Living Room
お部屋の模様替えは苦手だ。だけど、白い壁に「どうやって並べようか」と考える時間は好きみたい。絵でお部屋の印象って、こんなにも変わるんだね。なんだか、模様替えしたみたい。
リビングの壁に色を足してあげると、お部屋の雰囲気が変わります。明るい色の絵は空間を優しく、おちついた色の絵は空間を穏やかにしてくれます。2〜3枚の絵を組み合わせ「どんな印象にしようかな」と考える事も、絵を飾る楽しみにひとつです。
Bed Room
ベッドサイドに青い絵を置いた。なんとなく眠りが深くなった、気がする。うん、きっとそうだ。今日も1日、がんばろっと。
眠りにつく前に絵を見て、呼吸を整える。そんな一息つく時間には、ブルーやグリーンのような寒色系の絵がベストマッチのような気がしています。
Kids Room
子供が幼稚園の時に描いたトウモロコシの絵がある。その絵の横にカラフルな絵を飾った。めっちゃ、かわいい。
「思春期に入る子供の誕生日の記念に、絵をプレゼントしたいんです」そんなご相談をいただいたことがあります。「これから色んな出来事があるけれど、この絵が彼の心のよりどころの一つになってくれたら……」という、お母さんの言葉が忘れられません。今日もあの絵が子供部屋に飾られていると思うだけで、水彩画作家として幸せです。
Japanese-style Room
家を建てる時、お昼寝をしたくて畳をひいた部屋をつくった。絵を飾ってみると、空間が凛とひきしまった。さて、休日のお楽しみ、ごろんと横になろう。
BONSAIシリーズの作品は、柔らかな印象のFlowerシリーズとは異なり、荒々しさや力強さを表現しています。水彩絵具だけでなく、日本画で使用される岩絵具も使っているのが特徴。和室はもちろん、モノトーン基調のお部屋にもあうシリーズです。
Sanitary Room
「お手洗いにあった絵、いいね」遊びに来た友達からよく言われる。へへ、いいでしょ。お気に入りなの。
サニタリールームの壁は、絵を飾るのにもってこいの場所。一つの作品で空間の印象をガラリと変えることができます。また、色がついた壁紙なら同系色の絵でまとめてみるのもひとつのアイデアです。
Shop
お店の入り口の壁に色とりどりの花が描かれた絵を飾った。店内がパッと明るくなった。今日も絵が「ようこそ」と、ゲストを迎えてくれる。
クリニックの診察室に、美容室の待合いに、カフェの壁に、絵を飾る。改装しなくても、絵を飾ると印象は変わります。サイズはお家に飾るよりも大きめの作品がいいと思います。素敵なお店づくりのお手伝いができたら嬉しいです。
パネル作品と額装作品
― パネル作品
特徴
木製パネルに水彩紙を貼り、水彩絵具で作品を描いています。額がないため、すっきりとした印象です。また、作品表面をアクリル板で保護していないため、光の反射やアクリル板への映り込みがなく、作品の質感をダイレクトに感じることができます。裏面には紐を通していますので、作品到着後すぐにお飾りいただけます。
取り扱いの注意
作品がアクリル板で保護されていません。作品を取り扱う場合、なるべく作品表面に触れないように作品側面をお持ちください。ハンドクリームの油分や手指の汚れにお気をつけください。ご心配な場合は、綿手袋などのご使用をオススメしています。
長時間、直射日光にあたり続ける環境下(バルコニーやテラスなどの屋外)、極度な高温・低温・多湿な環境下で絵を飾ることは避けてください。作品の色味が薄くなってしまうなど、劣化の可能性がございます。「絵の暮らしのはじめかた」でご紹介したシーン(※サニタリールーム以外)であれば心配ございません。
参考
パネル作品を画材屋さんに持ち込めば「立体額」をオーダーすることも可能です。予算は¥12000〜が相場。ただし、額装の仕方により絵の余白のバランスが変わり、絵の印象が変わる場合が場合がございます。そのためパネル作品は額装せずに、そのままお飾り頂くことをオススメしています。
― 額装作品
特徴
水彩紙に描いた作品を木地でできた枠で囲い、表面はアクリル板を使用し額装しています。額装しているため、ホコリや汚れを気にする心配はございません。天然木を使用している額のため、ナチュラルな空間に合わせやすいです。裏面には紐を通していますので、作品到着後すぐにお飾りいただけます。
取り扱いの注意
額の枠は天然木が使われているため、模様など個体差がございます。また、作品により額の色が異なります。詳しくは、商品ページをご確認ください。パネル作品よりも重量がございます。石膏ボードの壁へ取り付ける場合は必ず「石膏ボード専用フック」をお使いください。
長時間、直射日光にあたり続ける環境下(バルコニーやテラスなどの屋外、ガラス張りの空間など)で、絵を飾ることはおやめください。作品の色味が薄くなってしまうなど、劣化の可能性がございます。※暮らしの中でご紹介したシーンであれば心配ございません。
参考
額装作品を画材屋さんに持ち込めば、ご自分のお好きな額を選び額装することも可能です。予算は¥4000前後〜が相場。なお、額装の仕方により絵の印象は大きく変わります。ナチュラルな雰囲気がお好きな場合は、そのままお飾り頂くことをオススメしています。
絵のサイズについて
― パネル作品(長方形)
・サムホール号(227mm×158mm)
・F4号(333mm×242mm)
・F6号(410mm×318mm)
・F8号(455mm×380mm)
・F10号(530mm×455mm)
― パネル作品(正方形)
・スクエアサムホール(227mm×227mm)
・30角(300mm×300mm)
・S4号(333mm×333mm)
・S8号(455mm×455mm)
・S10号(530mm×530mm)
― 額装作品
・8×10(254mm×203mm)
・八ツ切(303mm×242mm)
・30角(300mm×300mm)
・太子(378mm×288mm)